‘社寺建築金物’ カテゴリーのアーカイブ

鴟尾 製作

2021 年 1 月 22 日 金曜日

こんにちは、昨年のお仕事ですが奈良桜井市の曹洞宗の寺院からの依頼で

鴟尾を制作いたしました。

明治の廃仏毀釈により途絶えた寺院の150年ぶりの再建です。

色々な方のお力添えがあり立派に再建されました。

落慶法要はコロナ禍のため延期されていますが落ち着いたら

行われるようです。

 

今回の建物は飛鳥様式で珍しいく、鴟尾の製作の機会も

限られます。

鴟尾の製作は何度か機会がありましたが流れてしまい

今回初めて作らせて頂きました。

大きさは高さ80cmほど青銅鋳物製です。

建物は低層ですが山の上なので避雷針が付いております。

内部も工事が終わり、本尊や天井絵、フスマの準備も

行われており落慶を待つのみですね。

今回お話をお聞きして建て替えではなく

一からの寺院の再建は本当に色々な方々の

大変な努力が必要なんだと思い、

その思いを感じながら製作しました。

これから長く受け継がれることを願っております。

 

 

 

 

外置灯籠八尺建立 台湾 台北

2020 年 6 月 1 日 月曜日

去年の大仕事ですがブロブにてご掲載出来ずにいたので改めて掲載です。

台湾、台北駅のすぐ近く街のど真ん中の大きな寺院、

善導寺様の八角外置き灯籠の製作、設置させて頂きました。

たまに、海外のご注文で何度か灯籠を製作しましたが、

これだけ大きいのは初めてでした。

当然設置も行かなければならず、大事でした。

予めGoogleマップのストリートビューで確認はしておりましたが

山門も本堂も台湾色です。

すごく立派です。

こんな感じで一対左右に設置です。

建物が大きいのでよく分かりませんが石台含め3mほどあります。

今回の設置では色々トラブルがあり、どうなる事かとハラハラしましたが

無事に終えることができました。

 

船便でコンテナ詰めで輸送したのですが部品が足らず、台北市内を探し回り

何とか代替え品が見つかり遅れをとってしまいましたが

取り付け組み立てていきます。(部品は運送屋に残っておりました)

本当に焦りました。

今回はちょうど台風と重なり雨風大変な天候の中

時間が限られているため強行です。

カッパを着たり、暑くて脱いでずぶ濡れになり

台風の進路を気にしながら進めました。

台湾の方も非常にフレンドリーで仕事がしやすい様

色々気を使っていただいてありがたかったです。

ただ、最後の屋根に取り付ける風鐸がありません

至急EMSで送って頂き、休日を挟んでいた為

少し長くかかりましたが2日で来ました。

こんな感じです。

あまり台湾ぽくしないで日本仕様がご依頼でした。

龍はやはり好まれるようです。

 

設置が終わったのですが台風の影響で

日本では考えられませんがレストランもデパートも

全て休みになってしまい、食事ができず

結局コンビニの台湾カップ麺で済ませました。

 

作業中も台湾料理フルコースをいつも頂いていたので

胃腸の事を考えればちょうどよかったかもしれません。

早めに終わって社員旅行がてら観光を予定しておりましたが

トラブルと台風にやられ出来ず、

ぜひ改めて行きたいですね。

 

 

鴟尾

2020 年 5 月 23 日 土曜日

こんにちは、先日移動自粛中ではありましたが

奈良県の寺院に鴟尾を納品をしてまいりました。

大きさは高さ60cm、重さ50キロ程、

避雷針の突針を取り付け、金色に着色しております。

鴟尾は飛鳥建築の様式に用いられるため頻繁に製作することはありません、

見積もりはよくありますが、製作は2回目くらいでしょうか。

今回は記念の彫文字を入れたり、内部に水切り用の壁を作ったりしてあります。

こんな感じで屋根に載ります

なかなか厳かな雰囲気になりますね。

今回は現場工事も参考に見学に行き、工事の様子も確認でき、

図面上でしか把握してなかった姿を見れたのでよかったと思います。

ネットでよくわかりませんが屋根の張りが大変美しいです

内部工事も丁寧にされておりました。

まだ先来年の春、開山の予定ですが楽しみですね

完成後の全景をまたブログに載せたいと思っております。

 

やっと自粛解除の方向になってきました、今までの分を

取り返していかないといけないですね。

がんばっていきましょう。

多宝塔 相輪修復

2020 年 5 月 7 日 木曜日

こんにちは、GWが開けましたが仕事はやはり静かめですね。

気持ちを切り替えていきましょう。

去年のお仕事ですがブログに

掲載出来ず仕舞いだった相輪の修復です。

岩手県一関市の寺院、

二十年くらい前に納めさせて頂いた相輪です。

大変思い出深い仕事だった事を思い出します。

しかし、岩手県、東北の震災にてこの多宝塔を残して

本堂等全て倒壊してしまいました。

伝統建築はやはり強いですね、多宝塔ほとんど痛みはないように見えます。

本堂倒壊からずーっとプレハブのかり本堂で営まれていましたが

本堂再建させることになり相輪も一緒に修復になりました。

よくみないとわかりませんが、塔の上部と屋根の四隅を

つないでいる鎖が地震の揺れで切れてしまってます。

その交換だけのつもりでしたが足場を組んで点検してみると

激しい揺れによる損傷がやはり見つかり

もう一度、組直し現場にて修復の施工になりました。

要塞の様な足場を組んでの作業です、

この足場の費用が高額!

8個くらいのパーツに分かれており

上から順番に外していきます、作った本人

だから簡単に出来ますが、多分他の方が施工したら

大変だろうな〜などと思いながら作業を進めております。

ただでさえ高いところの作業ですが

建物が丘の上にあり見晴らしは最高です。

痛んだところを新調し、もう一度組み直し

再調整しながら組み立てていきます。

作業終了です。また地震があってはいけませんが

同程度の地震でも今度は大丈夫でしょう。

地震の後ずっと気になっていたのでこれで全て終わり

安心しました。

最近、本当に災害が多いので心配ですね、防ぎようが無いので

防災用品備えるしか無いですね。

気を付けましょう。

 

 

板額 山号額

2020 年 5 月 6 日 水曜日

こんにちは、

今、遊びも、仕事も制限される中、今出来る事を行動していきましょう。

少し前のお仕事です。

 

日蓮宗の寺院の入り口、作り付けのアルミの

山号額これを消して新しい物に取り替えたいと

要望があり、伺って来ました。

どうしたら良いか相談している内に

板額を付ける事となり、今の大きさに合わせて

アルミの枠を作りそれで古い文字を隠し

板額をはめ込みました。

文字にするとよくわからないので写真を参考に。

こんな感じに出来上がりました。

色々試行錯誤がありましたがバッチリ嵌まり込みました。

足場にて上がり取り付けです。

作りつけのアルミの額にぴったり合いました。

あまり大掛かりな工事をせずにボルトオンで

取り付け、綺麗に治りました。

この様な仕事は突き詰めると大工事になってしまうので

ご要望の範囲でまとめるのが大事ですね。

 

 

 

 

 

竜の口

2020 年 1 月 21 日 火曜日

こんにちは。 どの業界も一月二月は少し落ち着いてますよね

仏具の業界もやはりそうです、昔から

その時に今まで行えなかった事をテキパキと進めていきたいものです。

今回は竜の口を制作しました。

今回は五本指の龍です、原型を三本指から五本に変更です。

五本の方が位が高いようです。

全身龍も全て五本指に変更、結構原型変更も大変です。

地面との接地が苦労しました。

五本指の竜の口はあまり見たことがありません、レアな竜の口です。

水吐きのテストをして終了です。

 

おかざき匠の会 大岡崎『匠』展

2019 年 1 月 20 日 日曜日

来週 1月22日より2月3日まで東急ハンズ渋谷店にて

おかざき匠の会 大岡崎『匠』展が開催されます。

色々仕事の合間に準備を進めてましたが

やはり最後は突貫作業になってしまいました

 

しゃちほこ

 

ブロンズタイル

 

五鈷杵

 

お茶杓

こんな感じで試作のつもりで色々作ってみました

一度ご覧ください。

東急ハンズ渋谷店 東京展準備①

2019 年 1 月 11 日 金曜日

おはようございます。

本年、仕事始めのお仕事は展示会の準備です。

岡崎匠の会のイベントで東急ハンズ渋谷店にて作品を販売します。

1月23日より2月3日の予定で

本業の仕事以外の物も何点か用意しようと思っております。

 

まず、大物から。

黒色仕上げにしてあるしゃちほこを金色に再加工です。

ブロンズ製、高さ150cm ほどの大きさで重さ約80kg

仕事過程をアップして行きたいと思っています